タイライフ おがしゃ

THAILAND LIFE OGASHA 旅すること    ー移住までの記録

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小説

人類滅亡後の世界

手塚治虫セレクション 人間が鳥に支配される 恐るべき未来! 再び手塚治虫の漫画本を手に取った。 内容を思い出せない。 数ページを開くとカラスがタバコを咥えている。ありえない! ヒッチコックの映画の影響からか? 最終話は世界が滅亡した時にシェルター…

騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 村上春樹

物語は地下時空の闇へ 「騎士団長殺し」村上春樹を第1・2部を読了した。 主人公の氏名は不明だ。私や先生、「ぼく」という表現で展開する。 かなり珍しい小説に分類されるかと思う。新ジャンルを生み出している。 新たな登場人物 顔なが 身長70cm「騎士団殺…

騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 村上春樹

『1Q84』から7年の歳月が流れ、今は2017年2月25日 緑色の帯を取り、デザインカバーを外すと薄いグレーで装飾された本が手に馴染んだ。 Killing Commendatore と印字されている。 今回の主人公は画家だ。 離婚してから再び元の鞘に収まるまでの9ヶ月の記…

5年間の旅 #3

燃える男はメタルギア5と同じように死んではいなかった。自ら胸に刺したのは火を一時的に鎮火するるための行為でしかなかったのだ。 彼は無事ジュラルミンケースが進藤祐介の手に渡ったことを確認してから、身支度をして裏口から監視カメラを避けるように出…

5年間の旅 #2

ここはどこだ? 太陽が眩しい。見慣れない風景に目覚めた。 頭痛がする、かなり激しい。 喉がカラカラだ。 確か昨夜は飲んで一部の記憶しか残っていない。 楽しかった記憶と思い返すと辛かった記憶。 ここは日本なのだろうか? 旅を続けているとここがどこな…

5年間の旅 #1

死亡猶予期限、あと五年。 それまでになんとかしねえと人生が終わってしまう。このまま仕事努めは勘弁だ。 癌を宣告された訳でもねぇ。ただ街の手相占いに言われただけだ。信じようが信じまいが勝手だ。 太陽が道路に照りつけ更に温度が上昇している。汗まみ…

小説が書けなくなった理由

私は小説が書けなくなった。 最近、私の周りで色々なことが起きた。私は心を痛め人間不信へと猜疑心に捕らわれていく。体内の感受性が点滴を受けたかのように勢いを持って成長していった。一人きりになりたい気分で滅入った心から開放されたい。 仕事も私生…

本は人生の道標

今日はNHK「ファミリーヒストリー」で「北野武」のルーツを探るを観た。 母親の苦労を知って涙する北野武よりも前に自ら涙が溢れていた。普段自分はTVを観ない。たまたまニュースの続きで何気なくTVをつけていた。 フランスでレジオン・ドヌール勲章受賞で著…

趣味としての小説家 

小説を書くのを生業としない、いわゆる趣味としての小説家を考えてみたい。 小説を書くことを生業として生きていくためにはそれなりの収入が無くてはならない。ヒット作品が無いようでは食べてもいけない。小説家を副業にしてそれなりの収入を得ている人は多…

キューボール #19 地球儀

19 地球がゆっくりと回る。小さな地球、不思議な地球。 雲で覆われて地上を見ることができない。 でも大丈夫だよ。この地球を覗き込むことはしない。地球がまるで不思議な宝石のように輝いている。僅かな太陽光を頼りに回り続ける地球。 地上では人間の愚か…

キューボール #18 館のチェス

18 セベロドビンスク港都 MAP セベロドビンスクからモスクワまで車で約15時間半、電車では約24時間、飛行機では1時間45分で行ける距離にある。 また、セベロビンスクから南西にはプーシキンという街がある。セベロビンスクとモスクワとの中間距離に位置する…

NOVELING 路地裏の旅人 小説専用サイトから

小説専用サイトの「NOVELING 路地裏の旅人」のニュース 人気ブログランキング 小説家志望部門1位に昨日なってからもPVが増えず、どうしたもんだろうかと悩んでいた。このままでは閉鎖したほうが良いのではないかと。 TOPランキングがどんな人なのか見てみた…

キューボール #17 謎の白装束

17 赤の広場(クラースナヤ・プローシシャチ)ロシア語では美しい広場の意味だ。 雨の中でも聖ワシリイ大聖堂では多くの観光客で賑わっていた。 モスクワの聖堂近くにある建物の周辺には白装束を纏った人影が群れをなして集まっていた。その建物自体も白で統…

キューボール #16 狙われていたモスクワ

16 モスクワは巨大地下都市が存在する。第三次世界大戦に備えた核シェルターの都市である。モスクワ市民が全員暮らせる規模を誇る。最低でも10年は過ごせる食料倉庫や娯楽施設はもちろんのこと、動物を飼育したり植物を育てることも可能となっている。 当然…

キューボール #15 セベロドビンスク港の夜

15 セベロドビンスク港都はロシア海軍従事者で賑わっていた。海軍造船所の街でもある。 ロシアンビリヤードはキューボールが全ての球となっている。最初のキューボールだけ色がついていて、それ以外は15個の白球がフリーピラミッドで構成されている。球の大…

キューボール #14 シャンチーと上海蟹

14 象棋と書いて「シャンチー」と呼ぶ。中国の国家正式スポーツとなっている。 世界で最大の愛好者数を誇る競技だ。チェス・象棋・将棋はインドのチャトランガを起源とされている。ルーツのインドから様々な国へ伝わり、国民性に左右されてルールが変わって…

キューボール #13 情報戦

13 函館18時 将棋の名人戦は終盤を迎えていた。佐藤天彦名人が優勢だった。またしても羽生三冠は、佐藤名人に敗れるのか?世代交代の波が押し寄せていた。緊迫する盤上では羽生三冠の手が震えて次の一手を指した。大盤解説会場が騒めく。誰も予想していなか…

キューボール #12 潜水艦

12 秋田港はロシア・ウラジオストクや中国への定期便が就航している。朝早い秋田フェリーターミナルには一人の男が待っていた。ロシア製の紙煙草を吸い、サングラスをかけていた。アーノルドシュワルツェネッガー似のロシア人だった。 野沢博士と二人の男は…

キューボール #11 函館 名人戦

11 函館、五稜郭の桜のつぼみが少しづつ咲いてきて、1600本のソメイヨシノが開花の準備をしていた。星型の土塁に植えられた桜は人々を圧巻させる。早咲きのソメイヨシノが暖かい気温によって開花していった。 函館の高級ホテル「望楼ー函館」では将棋の名人…

キューボール #10 道

10 青森県弘前市のアメリカンバーにあるブールバーでは酒に酔った米軍の海兵隊とロシア人の軍関係者と思われる輩が騒ぎを起こしていた。店にいた彩花と一巳はカウンターで勘定を済まし店を出ようとしたところで海兵隊に絡まれた。 「よう!お二人さん。ビリ…

キューボール #9 フェリーの旅

9 新潟発、秋田経由の苫小牧東港行きのフェリーがある。約18時間の旅程だ。新潟発23:15ー秋田 翌日5:50着7:00発ー苫小牧東港17:20着。 このフェリーに野沢と町田そして小笠原が乗船していた。野沢はスイートルームだ。 小笠原はMacBookProでしきりにキーボ…

キューボール #8 三沢市のアメリカンバー

8 今村彩花は早朝、諜報員から野沢博士が東京のプールバーで姿を消したという連絡が入るとゆっくりとベッドから起きだした。博士の行き先はどこか? 今村彩花はスマートフォンに表示される海外への脱出ルートを思案していた。 情報によれば突然プールバー内…

キューボール #7 ジャズとビリヤード

7 プールバーは様々な外国語が飛び交っていた。そして、キューボールの衝突音が静かなジャズとリズムを合わせてセッションしているかのようだった。 小笠原は町田に話しかけた。 「町田さんと野沢さんとはどういう関係なんですか?あっすみません。今日お会…

キューボール #6 三人の出会い

6 小笠原吉行はお辞儀をするように体を前に倒し、ビリヤード台に顎が付きそうなくらいに近づけイマジナリーポイントを見つめていた。 小笠原は理系の大学院を卒業した後、外資系企業の研究所に就職した。彼は人工知能用アルゴリズムの開発をしている。彼は自…

キューボール #5 亡命

5 日本化学生物研究所、野沢博士の助手である今村彩花は真っ赤なミニクーパーに乗って筑波宇宙科学センターへ向かっていた。運転しながらハンズフリーイヤフォンで誰かと会話していた 。すべてが英語で会話されていた。 『はい・・・・・・ええ、今そちらに向かっ…

キューボール #4 表と裏

4 5000年前のエジプトは文明が栄え、科学も発達していた。多くの人々は豊かな暮らしの中で退屈しのぎにボードゲームのセネトに興じていた。 現代のチェスとパズルを組み合わせたような「知能を争う」ゲームである。勝者は国の賢者として崇められていた。また…

キューボール #3 ビリヤードの起源

3 ビリヤードの発祥は様々な説がある。5000年前のエジプト時代の壁画には、棒で球を突いたり押したりしてゲートを潜らせている姿が描かれている。 そして、18世紀のイギリスで長方形のテーブルに穴が6つ開けられた姿となり、近代ビリヤードの原型ができあ…

キューボール #2 生物研究所での実験

2 野沢加奈枝は、つくばみらい市の日本化学生物研究所で実験をしていた。医学博士号を持つ彼女は、ほぼ毎日を自分の研究室で過ごしている。 彼女の容姿は凛とした美しさが漂っていて、白衣が更に女優のような容姿を際立たせていた。米国のハーバード大学で…

キューボール #1 プールバーでの出会い

1 金曜日の深夜、小笠原吉行は東京のプールバーでサイドテーブルにビールグラスを置いてキューボールを突いていた。ほぼ毎日のように小笠原は仕事を終えた後、自然に足がプールバーに向かっていた。外は桜の花が散って葉桜の季節に移り変わっている。 周りは…

ミステリー小説について 御手洗潔シリーズ

島田荘司の本について 島田荘司の本を全て購入してきたつもりでいた。 そして、「写楽 閉じた国の幻」以来しばらく遠ざかっていたのだ。