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未来を創造する大企業の条件 

 大企業が一世紀以上に渡り、存続できる条件がある。その条件とは人間の思考継承である。例えば、思考継承の代表例は宗教である。大企業にも宗教的とも言える企業文化が存在する。企業文化は創業者の哲学であり、次の世代へ継承を続ける。時代変化とともに受け継がれた経営者によって企業文化も変化していく。

 創業者の哲学である人生観や社会貢献のための会社のあり方についての思考は生き続けているのである。すなわち、大企業は生きているのである。

 実際のところ、大企業は何年まで存続できるのであろうか。企業生命50年説なるものが存在する。経済学者ジョセフ・シェムペーターが説いた「経済発展の理論」によれば、経済が発展するほど資本形成が必要であるという。

 言い換えれば、企業存続のためには現在の企業利益を未来に向けて活用しなければならないと伝えている。シュムペーターは「創造的破壊」というイノベーションによって企業生命が維持されることを説いている。

 すなわち、企業生命の維持のためには、常にイノベーションのための十分な利益がなければならないということである。これは創業から50年間も同じような事業構造しか持たない大企業は衰退すると解釈できる。

 事実、世界には100年以上成長を続ける大企業が存在する。しかも、成長を続ける大企業は、創業者が始めた小さな事業から未来への多角化を図り、徐々に成長していった。経営者の世代交代を行い、幾度ものイノベーションを実施してきたのである。

 要するに、大企業は模倣と新規市場参入により約50年で革新効果が消失し、イノベーションを再び起こさなければ終焉する運命なのである。

 大企業存続の運命は経営者の資質によって決まるといえる。なぜならば、経営者の資質によって大企業が滅びていった実例をR・ソーベルの著「大企業の絶滅」より、歴史に垣間見ることができるからだ。

 しかしながら、大企業の存続の運命が経営者という一人の人間の資質によって決められてしまうことは社会的にも許し難いことである。

 大企業は社会的影響をおよぼすために未来の経営者を選択する最善手を探らなければならない。

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