タイライフ おがしゃ

THAILAND LIFE OGASHA 旅すること    ー移住までの記録

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旅人の妄想-4

タイムスリップ 

ここは何処なのか、目覚めるといつも不安な気持ちになる。
長旅を続けていけば時空に歪められて居場所が分からなくなる。

 

私は目覚めると、病院ではなくホテルの一室だった。2050年2月にスウェーデンでテロ事件に巻き込まれて負傷を負ったはずだ。しかし、左手や頭は負傷していない。

どうやら一人のようだが、やけに暑い。ファンが緩やかに回っている。

 

 

起き上がり、洗面所へ行くとガラス張りのトイレ・シャワーが一緒だ、まるで南国のホテルのようだ。鏡をのぞみ込む、髭が伸びているが自分であることに安堵する。

 

シャワーを浴び髭を剃った。長い間眠っていたような感覚だ。部屋には30L位のバックパックが置かれていた。中身を確認すると金属製の小さなダイヤルケースがあり、自身の暗証番号で開けると複数のパスポートと古い100ドル札の束が入っていた。

 

ここは何処なのか、今は何年なのかTVのスイッチを入れた。

ニュースが流れる・・・タイ語だ。

 

今は何年なのか?金属製ケースに入っていた長方形の情報端末を指紋認証して起動した。アップルマーク・iPhoneだ。

2017年2月3日・・・バンコク!

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東南アジア系の顔をしている私は日本国籍のパスポートを選択して生年月日を確認する。今が2017年なら36歳だ。どうやらタイムスリップしたようだ。私が所属する組織の仲間が荷物を時空転送してくれたようだ。

 

着替えをして、iPhoneからのメッセージを受け取り2000ドルを財布に入れた。

メッセージを読む。ある女性に会わなくてはならない任務が私に課されていた。ホテルをチェックアウトする。

 

ナナにて1000ドルをバーツに両替してタクシーに乗り込む。

「パタヤのヒルトンホテルに行ってくれ」

運転手は笑顔と共に「2500バーツ OKね!」

「2000バーツ、ダメなら違うタクシーにするよ」ネットで相場を調べていた。

「ミスター2000バーツ OK!」

タクシーは飛ばして1時間半でパタヤのヒルトンホテルまで着いた。

 

ラウンジである女性を待っていなければならない。首の後ろの項に漢字で「希望」と彫られタトゥーの女性だ。

TVにて臨時ニュースが流れていた。

米国トランプ大統領が叫んでいた。

「北朝鮮ぶっ殺す!報復だ」

 

パタヤ ヒルトンホテルのラウンジでポニーテルの女性を探していた。しかし、首の「うなじ」に「希望」というタトゥーを入れた女性を見つけるのは困難を極めた。

髪を普通に垂らしていたら見つけることなど不可能なのだ。

2時間ほどの時間をラウンジで探していたが、結局見つけることはできなかった。私がその女性を見つけて、ある「キーワード」を声掛けしなければ反応できないように彼女は睡眠術を掛けられているのだ。このミッションは厳しすぎる。

 

TVの臨時ニュースからは北朝鮮は核弾頭ミサイルを米国に発射したようだ。

被害は尋常ではない・・・第三次世界大戦がはじまる。

 

はやく彼女を見つけなければ・・・。

 

しかし、見つけることができなかった。

 

※この小説は一部ノンフィクションを含んでいる。

 

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