流星 おがしゃのブログ

冒険という夢を追いかけて世界を旅するフラッシュパッカー ゼロからのブログ

旅人の妄想-10 完結編

氷に覆われたオーストラリア

 

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第三次世界大戦が起きてから太陽は遮られ地上を照らすことがなかった。ポールシフトによって日本は南半球まで傾き、赤道近くの南国という位置に移動した。ポールシフトが核ミサイルにより誘発されたのだった。地球は一瞬で氷河期となった。地殻移動論を唱えたハプグッド教授が正しかったのだ。

 

 

比較的赤道に近い地域の人々と凍てつく寒さの中で核シェルターに逃れた人々が生命を維持していた。地球の自然治癒まで3年以上が経過していた。第三次世界大戦の勝者などいない。しかし、悪魔を葬り去ったことは事実として歴史に刻まれた。

 

米国、中国、アジア、中東から欧州域は地上から消滅した。北半球の国は激しいポールシフトにより原子力発電所や核兵器を保持していた国は自ら被爆した。ロシアは敵対する国々に核兵器を同時発射したため自国の被害は最小限で免れたのである。プーチンは全ての核ミサイルを発射した為、恐ろしく短時間で第三次世界大戦は終了した。生き延びた人々が勝者という位置づけだ。

 

しかし、化学・細菌兵器を貯蔵していた国々は自ら被害にあい地球環境の汚染を拡大していた。北半球の核・細菌兵器を保持していた国々は生き延びた人々がウィルス兵器で死滅していったのである。2020年以降もウィルスは蔓延していた。

 

シベリアでは不思議な大きな穴がいくつも開いていた、南極は新たな大陸として生まれ変わり、南半球に移動した日本の近くに大きな大陸が誕生した。「ムー大陸」だ。その代償なのかアメリカ大陸の多くは海に沈んだ。

 

2017年第三次世界大戦がはじまり、我々はオーストラリアのダーウィンに逃れていた。その後ポールシフトによる地震や津波が起きた。南極とオーストラリアの位置が入れ替わったのだ。

 

ロシアへ亡命していた元CIA/NSAのスノーデンは2013年に地底人がマントルの上に暮らしているという冗談とも取れることを暴露したが、その意味が2020年に理解された。宇宙人やUFOという存在は、太古から暮らしてきた高度知的生命体であり、すべての宗教の預言者が『父』と呼んでいた人物であったのだ。人類は宗教戦争でこんな状況になったのだが元をたどれば『同じ神』であったのだ。

 

人類を救うためのボランティアのように各地に降り立つUFOに対して攻撃をする人々が絶えなかった。次第に深刻な状況となり、彼らは活動を停止した。そして、選ばれた生物科学者に細胞と魂の再生技術を伝えたのだ。2046年身体器官の再生がスウェーデンで開始され、人類は死という概念を失ったのだ。

 

私はもう67歳になっていた。人生の大半をカリータと共に生きてきた。今はスウェーデンで生きている。カリータは身体の再生で今でも30歳前後の肉体だ。しかし、魂の寿命は存在する。ホテルのバスタブで彼女は息を引き取った。

美しい死に顔だ。

もうすぐ、タイムスリップした自分がベッドに現れる頃だ。

 

私はカリータに最後の口づけをして部屋を出た。

 

私には魂の寿命があるのだろうか?子供が生まれない世界で何を楽しみに生きていけばよいのだろう。

魂の再生などもう必要ない、高度知的生物にとって我々は蟻みたいな存在でしかないのだから・・・

 

 

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