流星 おがしゃのブログ

冒険という夢を追いかけて世界を旅しています。いつしか世界中を巡り自分の居場所を探し出したいと考えています。 

旅すること

人生で一番幸せな時の流れ

叡王戦 佐藤名人が電王戦への挑戦権を得る

叡王戦(えいおうせん)の優勝者が電王戦への挑戦権を得る

 

 将棋の世界ではAIと言えるかどうかは分からないが「ポナンザ」というコンピュータに対してプロ棋士が勝てないという事態が数年前から起こっている。対局中にスマホで「次の手」をコンピュータに接続していたとされた三浦九段、A級棋士は竜王戦の挑戦権を剥奪されるなどの話題性が多い。

 

 今の将棋界は佐藤名人の電王戦での勝利に「人対コンピュータ」の行方を託している。世界ではチェスの世界王者がコンピュータに負けてから、頭脳を使ったゲームで人間は勝てないということが常識化されつつある。

 

 初代挑戦者は山崎八段であったが「ポナンザ」に2敗して終了した。今回が電王戦の第2期となるが、羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)が参加したことで話題となった。しかし、羽生三冠は佐藤名人の前に敗退してしまった。今の最強の棋士は「佐藤天彦」名人である。髪型が変わっているが、攻守ともに観てきた。棋譜からは守りの天才と言える。

 

 「ポナンザ」と引き分けもしくは2勝できる現代棋士は「佐藤名人」以外には考えられない。彼の神がかりな「次の一手」ではマンガ「ヒカルの碁」の世界に感情移入されてしまう。まるで隣に霊の天才棋士が指示しているようにも思える。

 

 

 僕は子供の小学生の頃、将棋道場に通い大人たちと将棋を指して「プロ棋士」を目指した。親の反対が激しくあって、涙ながらに諦めて中学校に通うことになった。それから社会人になるまで将棋は観ることも指すこともなくなった。

 「将棋世界」という専門誌を本屋で何気なく手に取った時、ある棋士の棋譜に違和感を覚えた。そして、瀬川さんという方が年齢制限で奨励会からプロ棋士になれず、NEC会社員としてアマチュア優勝者から将棋のプロの世界に再び挑戦できることになったニュースに感動していた。

 それから「将棋世界」を1年購読してアマチュア4段免状を手に入れた。コンピュータはその頃はまだ弱く、コンピュータによるプロの棋譜を並べて考えていくロジックがとても好きだった。

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 僕にとって将棋とは勝つことではなく、美しい棋譜探し。インドから発祥したボードゲームは海を渡り、日本に輸入された。一度倒した相手を再び味方として戦場に送り出せるのは世界でも「将棋」だけである。日本の戦国時代も敵の武将を味方につけることが行われていた。海外では打ち首しか考えられなかった時代である。日本は「過ちを許す」とう言う伝統のもと現代が形成されてきた。

 

 「人の噂も75日」という諺があるように、日本人は森羅万象のごとく過ちを許す心構えを持ち合わせていたのかもしれない。そして農耕民族で平和な民であったのかもしれない。しかし、激動の時代は移り変わり、日本人は羊のように現代で生きているのだ。

 

これから変わる。世界は劇的に変わる。

世界は再び戦国時代に移り変わっていく、日の丸の民は変わらなければならない。