流星 おがしゃのブログ

冒険という夢を追いかけて世界を旅するフラッシュパッカー ゼロからのブログ

中学生棋士 藤井聡太四段の棋譜を調べてみた

公式戦25連勝! 藤井聡太の実力は?!

 

プロになってから過去の対戦の棋譜をYouTubeやスマホの「棋譜」から振り返ってみると、敗戦濃厚な戦いが2つほど見つかった。

 

ひとつは22戦目の早指し戦「第2回上州YAMADAチャレンジ杯トーナメント」の阪口悟五段戦である。

 

完全に相手の穴熊囲いを崩して必勝態勢になった。そして気が緩んだ時に悪手を連発した。右手で自身の膝を叩いて己の読みを後悔する姿が全国のTVに映し出された。

 

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阪口五段にも時間が無く焦りがあった。冷静に読めていたら終盤で勝利していた。

 

1日3戦する早指し将棋は実力以上の運が左右する。

 

阪口五段の投了から二人が項垂れる姿が印象的だった。全てのエネルギーを使い果たした二人。棋士は1局で約2Kg体重が減る程、頭脳を使い果たす。更に藤井四段はこの次の宮本広志五段との対戦3局目で相穴熊戦で完璧な守備体制から完勝する。

 

そしてもう勝ちはないだろうと誰もが終盤で溜息をついた20勝目への対戦。

「第43期棋王戦予選」澤田真吾六段との対戦だった。千日手より指し直しとなり、先後が変わり藤井四段が先手となった。

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コンピュータ評価は既に澤田圧勝を示していた。

 

誰もが藤井四段の連勝ストップを覚悟していたのである。

 

しかし、澤田は時間を使い果たし60秒将棋になっていたにも拘らず、藤井は1時間以上を持っていた。この時間配分が勝負を左右した。

 

詰めろがかかり絶体絶命の中でコンピュータでさえ藤井の勝利はないと判断していた。

コンピュータの読みを超える藤井が最後の詰めろ逃れの詰めろを見出していく、詰め将棋選手権3連覇の実力だった。

 

一気にコンピュータ判断が藤井に振れた!

 

詰みまでコンピュータも判断した。

 

大逆転である。

 

ワイドショーでもこの対戦が取り上げられていた。

 

「ひふみん」こと加藤一二三は言っていた「秀才型天才」。これは羽生善治三冠と似ているが彼が新人の時よりも強いということを。

 

佐藤名人はAI将棋の電王戦でポナンザに2連敗して終了した、棋士がAIと戦うことはもうない。AIの勝利で世界はチェスも碁も将棋も制したのだ!

人間はミスをする前提で勝負している、ミスをしないAIコンピュータには勝てないのだ。

 

それでも人間は感情というものがある。「感情」があるから人間は争いながらも生きている意味を生みだしているのだと思うのだ。

 

勝負を通じて世界の人々は喜怒哀楽があり、そして人間の「愛」がある限り棋士たちは永遠に活躍できるのだと確信するのであった。

 

感情を心に秘めた人たちは「強い」と言うことが証明されたのである。

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