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不思議な小説

ビートたけし 著書「アナログ」

 

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46/171頁まで読み進めた。

今までのビートたけしの著書は言葉やアイデアをゴーストライターが書いていて、今回始めて「北野 武」自身が書下ろした小説ということで購入した。

 

やはり、ゴーストライターではない少々荒削りに文章が進んでいく。

主人公「悟」は設計事務所のデザイナーだ。

普段は一気に小説を読んでしまう筆者は46頁で本を閉じた。

休憩するような、ストーリー的隙間の展開がない。

 

再びこの本を開くことは、しばらくないだろう。

 

映画監督という世界も疑わしくなった。

 

ゴースト監督に任せて映画の賞を獲ったのだろう。

 

芸能人が書下した小説を購入すると後悔をする。

水嶋ヒロの「KAGEROU」ポプラ社小説大賞から出版社を信用できなくなっている。

もちろん直木賞 又吉の「火花」も読むつもりはない。

 

こうして時間が流れていった。

「・・・・・・」

本を閉じ、椅子を170°倒してしばらく横になった。

どのくらい時間が経ったかわからない。

 

どこからともなくコオロギのバイオリンが聞こえる。

突然、タキシード姿のコオロギ男がキザなシルクハットを手に取り、お辞儀をして庭先に立っていた。

「やあ、突然で驚かれたでしょう。そりゃ驚かれますよね。」

慇懃に挨拶をして、庭の縁側から靴を脱いで入ってきた。

僕は何がなんだかわからず周りを見渡した。

愛犬がソファーで眠っているが動かない。

スマートフォンの時計が止まっていた。

 

「一体あなたはなんですか? そのマスクは? なんの用ですか?」

僕は恐怖心と不安で声が震えていた。

 

コオロギ男は唇に人差し指を立て、タキシードの内ポケットからペンを取り出し僕に渡した。

「このペンがいつか必要になることでしょう。お届けに来ました。」

 

僕はペンを受取り、そのペンと机に置いてある電子タバコのPloomTECHをしばらく呆然と見比べていた。

 

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物音がして庭先を振り返るとコオロギ男は靴を履き、庭にできた穴にそのままストンと入った。

何だったのだろう?

 

僕は受け取ったペンを机の電子タバコに差し替えて一口吸ってから再び眠りについた。

 

そして僕は眠りから覚めた。

 

小説家への夢だった。